2008年7月にビショップミュージアムで開催されたMaunaluaのコンサート
Aloha ka-kou!
7月はビショップミュージアムのMoonlight Mele on the LawnでMaunaluaの演奏を久しぶりに見ることができました。彼らのステージはいつも楽しく、音だけでなく明るい空気に溢れているような気がします。
彼らのCDはすべて持っていますが、数年前にとても印象的なことがあり、それ以来ますますファンになりました。
ショッピングセンターの小さなステージで演奏を終わったバンドのところにサインをしてもらおうとCDを持って行きました。そこで私の相方はギターとボーカルのボビーに、「何か音楽やってる?」と聞かれ、「ハワイアンをやってます」と、ハワイアンバンドをはじめたばかりの相方は答えました。
ボビーは喜んで、「それはいい!」と言ってくれましたが、私の相方が「ハワイアンバンドもフラもやってるけど、僕はハワイアンじゃないからどっちもすごく難しい」と言うと、「そうじゃないよ」と言ってくれました。
「ハワイアンを演奏するのは、血じゃないんだ。心なんだ。僕にはハワイアンの血はまったく流れてないんだよ。でもハワイアンが好きだからこうやってハワイアンをやってる。ハワイアンじゃないから難しいとかダメとかいうことはないんだよ。
演奏もフラも、血じゃなくて心でするんだ」ボビーは熱いタイプらしいですが、この時もとても熱くこう語ってくれました。血じゃなくて心。言われてみれば簡単なことですが、彼自身にもハワイアンの血が混じっていないと本人から言われると心強く感じました。もちろん、ハワイに住んでいるという意味ではボビーは「ハワイアン」と言うこともできるのですが、ハワイの音楽やフラを大事に思う気持ちがあれば血統は関係ないという彼の言葉には説得力がありました。
ところでMaunaluaはこれまで三枚のCDを出していますが、二枚目のCDのタイトルは「Kuleana」です。
Kuleanaには、果たすべき義務や責任、仕事、という意味があります。私のフラシスターや周りの人たちのほとんどは英語で会話をしていましたが(ハワイ語だけで会話をするときは他の人に聞かれたくない話が多かったようです)、このkuleanaという言葉はハワイ語のまま使っている場面に何度も出会いました。"That's
my kuleana."(「それは私のやるべき仕事なの」)というように。
今回のMaunaluaのコンサートは、ビショップミュージアムの中庭で行われました。
ミュージアムにはメンバーシップ制度があるのですが、私たちは滞在中に何度か足を運ぶことがあるので、夫婦ふたりで50ドルを払ってDual/Familyというメンバーになっています。このメンバーになると一年間、何度でもビショップミュージアムに無料で入場することができ、その際には同行の18歳以下の子供か孫も一緒に入場できます。ミュージアムショップでの買い物や今回のようなイベントのチケットの割引もあるので決して損ではありません。メンバーになると、(日本であっても)自宅に写真がたくさん載ったニュースレターが届くので、それを見るのも楽しいですよ。
注:フォントの都合上、記事中で使用しているハワイ語のオキナはあるべき位置に「'」(アポストロフィ)に、母音の上にあるべきカハコーは該当の母音のすぐ後に「-」(ハイフン)に置き換えて表示しています。
フラに使われるメレやハワイについてのいろいろなお話をする会を不定期に開いています。お話の会、フラレッスンについて詳しくは080-6137-6777(Michi)まで
神戸生まれ。ハワイアンとの出会いはラジオ番組製作を手伝っていた翻訳・通訳時代。その後フラに魅せられ、カウアイ島のハラウを経て現在に至る。好きな植物はマイレ、ピカケ。 メレだけでなくハワイの文化に対する理解を深めることでフラと仲よくなれることを願って勉強しながら、翻訳・通訳としても活動中。フラダンサー兼ベーシストの夫と寝耳にゃんこの3人家族。
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